まず、常時電源とアクセサリ電源の両方を遮断します。
アクセサリ電源は車のキーをOFF位置にすれば供給されませんが、
常時電源のほうは配線そのものをはずす必要があります。
私の場合は、ナビを設置する時にこの増設作業を想定して、
常時電源の線にスイッチをかましておいたので、これをOFFにしました。
電源が供給されたままでHDDを抜き差しすると、
ナビ側の基盤が破壊される
可能性が非常に高いそうなので、
面倒でも常時電源をはずしておきます。 外側のカバーをはずします。ねじ2本をはずして、 右端のはめ込みをはずせば、ふたが取れます。 なお、ねじはEリングでふたから外れないようになっていますので、 落としたりする心配がありません。(^^) |
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内側のカバーをはずします。ねじ4本をはずせばOK。 このねじもEリングがあるので、カバーから外れることはありません。 | ||
マスタHDD(1台目のHDDをそう呼ぶ)が見えました。 中央に見える黒いフィルムを引っぱって、このHDDを抜きます。 しかし、これがなかなか抜けにくい。フィルムがちぎれる心配はないと思いますが、 左右に揺らしながらじっくり抜きます。 | ||
左が抜いたマスタHDD、右が新しく増設する
スレーブHDD(2台目のHDDをそう呼ぶ)です。
ご覧のとおり、マスタHDDと同じメーカ(東芝)の
MK2018GAP
を使いました。違うメーカのHDDでも動いている実績はたくさんあるようですが、
ここは手堅い選択としておきました。 マスタHDDにはもともと金具がついていますが、 バルクとして購入したスレーブHDDには、当然金具はついていません。 ND-HD10に付属している金具だけを入手できればいいのですが、 型番設定がされてないらしく、部品での取り寄せはできないそうです。 |
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奥に見える上下に二つ並んだコネクタにHDDを装着します。 すべてのピンが正しくコネクタにささらず、 例えば左右方向に一列ずれたりしていると、 常時電源を接続した瞬間にナビ側の基盤が破壊されて、 起動しなくなるそうです。 | ||
マスタHDDから金具をとめているねじをはずして、
そのまま、もと入っていた場所にマスタHDDを差し込んで、
金具だけを抜き取ります。これをやるのは、正しいHDDの位置を知るためです。
金具があるとマスタHDDが隠れてしまって左右位置がわかりません。 マスタHDDは後で抜くときのために、 ガムテープなどで引っ張る部分を作っておきます。 |
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スレーブHDDを入れます。 先に入れたマスタHDDと左右位置が完全に同じになるように注意しながら、 完全に奥まで押し込みます。この作業が一番神経を使う部分です。 誤った位置で強引に押し込むとピンを曲げてしまったりする恐れもあります。 とにかく、慎重に。 | ||
マスタHDDを抜いて、金具を元通り取り付けた後、
元の状態に差し込みます。 このままだとスレーブHDDが少しがたつく感じが残るので、 マスタHDDとの間に適当な厚さに折った紙などをはさんでおきます。 |
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内/外のカバーを元通りにして、常時電源およびアクセサリ電源をONにします。 スレーブHDDを認識してフォーマットする、 というメッセージが出れば増設は成功です。指示どおり現在地ボタンを押すと、 フォーマットした後、すでにマスタHDDに録音された音楽ファイルなどが スレーブディスクに自動的にコピーされます。 このコピーには10分前後の時間がかかりました。 もちろん、かかる時間は録音されている曲の量によるとは思います。 | ||
増設後のハードディスク容量画面です。 棒グラフの下に「追加HDD OK」の表示が出ています。 |